新年明けましておめでとうございます。カサコンです。
お部屋の掃除などで大忙し中の私ですw
そんな本日ですが皆さんはLR2の『カスタムフォルダ』という機能をご存知ですか?
発狂難易度表などで利用している方も多いかと思われるこの機能。
実は簡単に自作でき所持しているBMSを仕分けすることができるようになります。
自分も最近はBMSの所持数も多くなっていて収集がつかなくなっていたのでチャレンジしてみました。
皆さんもお部屋の掃除ついでにBMSの掃除をしてみてはいかがでしょうか?
カスタムフォルダを作ってみる
それでは早速カスタムフォルダを作ってみましょう。
自分は結構BPMでBMSを選ぶことがあったりします。のんびりしたい気分ならBPM100以下の曲を選択しようかなーとかはっちゃけたい時は180ぐらいの曲を選んだりとか。
そんなわけで今回はBPMが0~100の低速、101~160の中速、160~300の高速、300~の光速という四つに分けるフォルダを作ってみようと思います。
まずはフォルダを作ります。今回はBPMとしました。
次に作成したフォルダの中にテキストファイルを作成して拡張子を.lr2folderとしてlr2folderファイルを作成します。名前は何でも構いません。低速BPMのファイルなのでlow.lr2folderとしてみます。
※拡張子って何ぞ?って方や拡張子が表示されないって方はコチラ。
処理を記述する
それでは早速中身を記述していきます。
とはいってもそんな大層なことはなく僕でさえすぐにできたので気軽にw
まずは作ったファイルをメモ帳などのテキストエディタで開きます。
そして以下を記述します。
#COMMAND maxbpm <= 100 #MAXTRACKS 0 #CATEGORY BPM別選択 #TITLE 低速 #INFORMATION_A BPMが0から100までの曲に絞ります。
具体的に何しているかというと・・・
#COMMANDというのは実行するコマンドで条件を記入します。
maxbpm <= 100というのは最高BPMが100以下を選択するってことになります。
#MAXTRACKSは最大表示曲数を設定できます。0で無制限。1でランダムとなるようです。
#CATEGORYはその名のとおり名前を設定します。
伝えづらいので下の画像を参考にしてみてください。
#TITLEはその名のとおりですw
これも伝えづらいのでry(仕事しろ
#INFORMATIONもry
このフォルダをLR2に登録させる ((登録の方法はLR2 SETUP、JUKEBOX1内にドラッグすれば大丈夫です。)) と以下のように表示されます。
これで気楽に選択できますね!
複数の条件の場合は・・・
次に中速(101~160)を作ってみます。
この場合#COMMAND maxbpm <= 160としてしまうと0~100までのBMSも選択されてしまいます。
そんなときは以下のように記述します。
#COMMAND 101 <= minbpm and maxbpm <= 160 #MAXTRACKS 0 #CATEGORY BPM別選択 #TITLE 中速 #INFORMATION_A BPMが101から160までの曲に絞ります。
このようにandをつけることで複数の条件を設定することができます。
この場合は最低BPM(minbpm)が101以上で “かつ” 最高BPM(maxbpm)が160以下を選択となります。
他の高速と光速も同じようにして作成可能です。簡単ですね!
細かく条件分岐させてみる
BPM以外で条件を設定したいと思っているあなたのために(自分のため)に調べてみました。
基本的に○○が□□の時という記述になります。
設定パラメータ
#COMMANDに指定できるパラメータの一覧です。
上で言う○○の部分にあたります。
- title
- subtitle
- genre
- artist
- subartist[beginner時1,normal時2,hyper時3,another時4,insane時5]
- tag
- path
- level
- difficulty
- maxbpm
- minbpm
- mode
- judge
- longnote[ない時0, ある時1]
- bga[ない時0,ある時1]
- favorite[未登録時0, 登録時1]
- txt[ない時0, ある時1]
- exlevel[発狂★レベル]
- clear[failed1, easy2, normal3, hard4, fullcombo5, 未プレイ clear ISNULL]
- perfect
- great
- good
- bad
- poor
- karinotes
- maxcombo
- minbp
- playcount
- clearcount
- failcount
- rank
- rate
いろいろな比較
- A = B(AとBが等しいとき)
- A != B(AとBが等しくないとき)
- A < B(AがBより小さいとき)
- A <= B(AがB以下のとき)
- A > B(AがB未満のとき)
- A >= B(AがB以上のとき)
- A AND B(AでかつBであるとき)
- A OR B(AまたはBであるとき)
- LIKE(文字列の比較条件指定)
LIKEによる比較
文字列の比較にはLIKEというものを使用します。
これを使うことで使える条件がぐっと多くなります。
たとえば僕はHandz Upのジャンルの曲が好きなのでそのジャンルでまとめたいとか言った場合で使用します。
使い方の前にLIKEで使う記号を紹介します。
- _(何かの一文字を表します。)
- %(0文字以上の文字列を表します。)
となります。いくつか例を挙げてみます。
LIKE ‘カサコ_’の場合
OK:カサコン、カサコソ、カサコム
NG:カサコ、カサコンってほんとばか、かさこん、バカサコン
LIKE ‘カサコ%’の場合
OK:カサコ、カサコン、カサコンってほんとばか
NG:バカサコン
LIKE ‘_カサコ_’の場合
OK:バカサコン
NG:カサコ、カサコン、バカサコ
LIKE ‘%カサコ%’の場合
OK:あ。カサコンだ!、カサコ
NG:カサ
LIKE ‘カサ_ン’の場合
OK:カサコン、カサリン
NG:カサコ、バカサコ、カサコンはアホ
なんか悲しくなってきたwww
とまぁこうなります。
先ほどのHandz Upのジャンルの曲が好きなのでそのジャンルでまとめたいという場合にはこのようになるかと。
#COMMAND genre LIKE '%Handz%Up%' OR '%handz%up%' #MAXTRACKS 0 #CATEGORY ジャンル選択 #TITLE Handz Up #INFORMATION_A ジャンルがHandz Upのものを選択します。
好きなジャンルをまとめておくと面白いですよー!
範囲を指定した条件
これまで挙げてきた条件でかなり色々と仕分けすることが出来るのですがもうちょっとゆるく検索したいんだよなーって方はぜひbetweenを使ってみましょう!betweenを使う事で範囲を選択した条件を指定出来ます。
今回は「ABCD」フォルダ、「OTHERS」フォルダと言った曲名の頭文字による分岐にチャレンジしてみます。
実はこれ『LR2 SETUP』の設定に存在しないんですよね。あっても良いと思うんですがw
んじゃ早速やってみましょう。
まずはいつもどおりにフォルダを作って『ファイル名.lr2folder』ファイルを作成します。
フォルダ名は「NAME」、ファイル名は「ABCD.lr2folder」とでもしましょうか。
「ABCD.lr2folder」に記述するコマンドは以下の様になります。
#COMMAND (title between 'A' and 'E') or (title between 'a' and 'e') #MAXTRACKS 0 #CATEGORY アルファベット別選択 #TITLE ABCD #INFORMATION_A 曲名が『A』『B』『C』『D』で始まる曲に絞ります。
between は between ‘文字1’ and ‘文字2’で使用します。
意味は文字1から文字2までを選択するっていう意味になります。
大文字小文字両方入れるためorで囲っています。
title between ‘A’ and ‘D’としたいところなのですが何故かうまく対応されなかった為Eまでとしています。
これで正常に出力されました。
他『EFGH』、『IJKL』、『MNOP』、『QRST』、『UVWXYZ』フォルダは同じようにして作成が可能ですが『OTHERS』フォルダはちょっと書き方が違います。
#COMMAND title not between 'A' and 'z' #MAXTRACKS 0 #CATEGORY アルファベット別選択 #TITLE OTHERS #INFORMATION_A
要するにアルファベット以外を条件にすれば実現出来るってわけですね。
他にもアイディア次第で色々仕分け出来ると思うので考えてみたいもんです。
それではではー。